浪速区 稲荷
5,700万円
- 土地面積 105㎡
- 建築 1964年築
- 取引時期 2025年2Q
木造の中古戸建(土地105㎡・延床115㎡)/商業地域
大阪市浪速区の空き家・相続した実家の売却

浪速区の空き家は12,900戸、そのうち売りにも貸しにも出ていない「その他の空き家」が1,840戸。1980年以前築の木造戸建は土地1坪あたり177.6万円で取引されています。相続した実家や遠方の空き家を、家財が残ったまま・解体前の状態でも査定します。
最終更新日:2026年10月10日 / 監修:宅地建物取引士 シュース健人
浪速区の空き家について、結論を3つにまとめました。
浪速区で取引された1980年以前築の木造戸建(37件)の中央値です。恵美須東・日本橋東・塩草などで取引が多くあります。建物にはほぼ値段がつかず、土地の値段が中心です。
解体費を引くと更地で売っても得になりにくい地域です。家財が残ったままでも査定できます。
売りにも貸しにも出ていない空き家が1,840戸あります。早めに動くほど選べる売り方が増えます。
大阪市浪速区の状態の悪い家、事情のある家、遠くて行けない家。そのままの状態で、まずはお任せください。
どんな空き家でも、まずは丸ごとご相談ください。売り方(買取・仲介)や価格は、現地を確認したうえでご提案します。

浪速区には、2023年住宅・土地統計調査の時点で12,900戸の空き家がありました。総住宅数71,920戸のうち17.9%にあたり、府内67市区町で8番目に高い率です(府全体14.2%)。
空き家の数字には、空室の賃貸マンションも含まれます。売りにも貸しにも出されていない「その他の空き家」に絞ると、浪速区では1,840戸。
空き家全体の14.3%を占め、戸数は府内で47番目です。親が亡くなった後や施設に入った後の家の多くは、ここに含まれます。
参考までに、大阪市全体の空き家率は16.1%、その他の空き家は74,100戸です。
統計から見ると、浪速区の住宅には次のような特徴があります。
こうした条件の家でも、買い手がいないわけではありません。建物を直して使いたい人、隣の土地と合わせたい人、買い取って再生する不動産会社など、条件を受け入れる買主に届く売り方を選ぶことが大切です。
出典:総務省統計局「令和5年(2023年)住宅・土地統計調査」。順位は大阪府内67市区町(大阪市24区・堺市7区・その他の市町)の中での高い順。住宅・土地統計調査の結果が公表されていない能勢町・太子町・千早赤阪村・岬町・田尻町は含みません。橙が当エリア、灰色が大阪府全体

浪速区で取引された1980年以前築の木造戸建(土地250㎡以下)は37件。価格の中央値は3,400万円で、半数が1,750万円〜6,250万円の間に収まっています。築浅(2015年以降築)の木造戸建は土地1坪あたり161.2万円で、築古はその110%ほどの水準です。
建物の価値がほとんど評価されていないことが分かります。また、浪速区で取引された木造戸建(土地250㎡以下、84件)のうち45.2%が1980年以前築で、府内では6番目に高い割合です。
| 建築年 | 件数 | 土地1㎡あたり(中央値) | 1坪あたり | よくある範囲(土地1㎡あたり) |
|---|---|---|---|---|
| 1970年以前 | 31件 | 537,100円/㎡ | 177.6万円/坪 | 32.6万〜66.7万円/㎡ |
| 1971〜1980年 | 6件 | 415,600円/㎡ | 137.4万円/坪 | 18.3万〜70.1万円/㎡ |
| 土地面積 | 件数 | 価格の中央値 | よくある価格帯(真ん中の半数) |
|---|---|---|---|
| 60㎡未満 | 19件 | 2,000万円 | 900万円〜3,000万円 |
| 60〜100㎡ | 4件 | 4,850万円 | 2,080万円〜6,280万円 |
| 100〜150㎡ | 7件 | 6,000万円 | 4,700万円〜7,000万円 |
| 150㎡以上 | 7件 | 7,200万円 | 4,000万円〜1.40億円 |
築古戸建の単価は、2016〜2019年の平均と2022〜2024年の平均を比べると+107%と上がっています。1年ごとの数字は件数によって上下にぶれるため、3年分をならして比べています。
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報・成約価格情報。国の公表データで当社の取扱い実績ではありません。 2016年〜2026年第1四半期、1980年以前築の木造・住宅用途・土地250㎡以下)を当社集計

建物付きで売るか、更地にして売るか。浪速区の取引単価で比べると、1980年以前に建った木造戸建は土地1㎡あたり537,100円/㎡(177.6万円/坪)(37件の中央値)。浪速区の更地(住宅地・250㎡以下)は330,400円/㎡(109.2万円/坪)(21件)で、その差は約0.62倍です。
買い手は、古い家を取り壊す費用や片付けの費用を見込んで価格を出します。その分を売主が先に負担した場合に手取りがどう変わるか、浪速区で取引の多い規模を使って計算しました。
古家付きのまま売る
2,950万円解体費・片付け費は買主側で見込む
解体して更地で売る(手残り)
1,650万円〜1,720万円解体費を差し引いた目安
| 土地面積(浪速区の築古戸建の中央値) | 55㎡(約16.6坪) |
| 延床面積(取引事例37件の中央値) | 90㎡(約27.2坪) |
| ① 古家付きのまま売った場合(177.6万円/坪×土地面積) | 2,950万円 |
| ② 更地にして売った場合の土地価格(109.2万円/坪×土地面積) | 1,820万円 |
| ③ 解体費の目安(延床×木造 坪3.5万〜6万円) | 100万円〜160万円 |
| ④ 更地で売った場合の手残り(②−③) | 1,650万円〜1,720万円 |
| ④−① 解体して売った場合の差額(目安) | −1,300万円〜−1,230万円 |
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報・成約価格情報。国の公表データで当社の取扱い実績ではありません。 2016年〜2026年第1四半期)をもとに当社集計。解体単価は大阪府内の木造解体費の公開相場(坪3.5万〜6万円程度)を使用した目安
浪速区では、解体費を安く見積もっても更地にしたときの上乗せ分が解体費に届きませんでした。古家付きのまま、家財も残したまま買い取ってもらう方法や、買主に解体してもらう前提の売り方が現実的です。
この試算はあくまで目安です。更地の取引には、もともと形や道路付けのよい土地が多く含まれるため、お手元の土地がそのまま更地の中央値で売れるとは限りません。解体費も、前面道路が狭く重機が入らない、隣家と壁がつながっている、アスベスト(石綿)の事前調査や除去が必要(2023年10月から有資格者による事前調査が義務)、家財が大量に残っている、といった条件で大きく上振れします。
なお、相続した実家を売る場合は相続空き家の3,000万円特別控除の適用も視野に入れてください。2024年1月以降の売却は、買主が売却の翌年2月15日までに解体や耐震改修をするケースでも要件を満たせるようになっています。
| 地点 | 所在 | 最寄駅 | 2016年 | 2021年 | 2026年 | 5年変化 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 大阪浪速-1 | 桜川1丁目4番7 | なんば 450m | — | — | 541,000 | — |
単価は円/㎡。住宅地の地点を価格の高い順に最大10地点。
公示地価は更地・標準的な条件の土地の価格です。古い家が建ったままの土地や、道が狭い土地はこれより低く取引されるのが普通です。上の表は「地域全体の値動き」を見るためのものとして使ってください。
出典:国土交通省 地価公示(2016年・2021年・2026年)
浪速区で利用者の多い駅は難波駅(1日あたり約217,969人、2023年)。駅から歩ける範囲の空き家は、建物が古くても土地として評価されやすくなります。
| 駅 | 路線 | 1日の乗降客数 |
|---|---|---|
| 難波 | 南海電気鉄道 南海本線・大阪市高速電気軌道 3号線(四つ橋線) | 217,969人(2023年) |
| 新今宮 | 西日本旅客鉄道 関西線・西日本旅客鉄道 大阪環状線・南海電気鉄道 南海本線 | 213,064人(2023年) |
| JR難波 | 西日本旅客鉄道 関西線 | 37,260人(2023年) |
| 大国町 | 大阪市高速電気軌道 1号線(御堂筋線)・大阪市高速電気軌道 3号線(四つ橋線) | 34,577人(2023年) |
| 恵美須町 | 大阪市高速電気軌道 6号線(堺筋線)・阪堺電気軌道 阪堺線 | 23,810人(2023年) |
| 桜川 | 大阪市高速電気軌道 5号線(千日前線)・阪神電気鉄道 阪神なんば線 | 22,754人(2023年) |
| 芦原橋 | 西日本旅客鉄道 大阪環状線 | 11,702人(2023年) |
| 今宮 | 西日本旅客鉄道 関西線・西日本旅客鉄道 大阪環状線 | 8,904人(2023年) |
浪速区には、地図データ上でスーパーが20 か所、病院・診療所が14 か所あります。子育て世帯や、実家の近くに住みたい親族など、買主の候補を考える材料になります。
出典:国土交通省 国土数値情報(駅別乗降客数)、OpenStreetMap(施設数は地図に登録されたもの。実数と異なる場合があります)

浪速区の面積の57.4%が、想定最大規模の洪水で浸水する区域にかかっています。うち0.5m以上の浸水が想定される範囲は45.0%、3m以上は0.1%です。
2020年8月から、不動産会社は売買の重要事項説明で水害ハザードマップ上の位置を説明することが義務になりました。浸水想定区域内だからといって売れないわけではありません。買主は必ず確認する項目なので、売主側も物件ごとにハザードマップで該当するかを確認しておくと話が早く進みます。
| 項目 | 浪速区の状況 |
|---|---|
| 高潮浸水想定区域 | 面積の97.8% |
| 津波浸水想定区域 | 面積の44.6% |
| 土砂災害警戒区域(急傾斜地) | 該当ほぼなし |
| 土砂災害警戒区域(土石流) | 該当ほぼなし |
| 土砂災害警戒区域(地すべり) | 該当ほぼなし |
| 液状化の可能性 | やや液状化しやすい 50%/液状化しやすい 49% |
| 標高(中央値) | 1.6m(下位10%は0.6m・上位10%は3.2m) |
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(洪水・高潮・津波浸水想定区域、土砂災害警戒区域、液状化)、国土地理院 標高タイル。エリア内に格子状に置いた地点の割合で算出
浪速区で1980年以前築の木造戸建の取引が3件以上あった町名を、件数の多い順に並べました。単価がもっとも高いのは元町(269.4万円/坪)、低いのは塩草(90.1万円/坪)で、同じ浪速区の中でも差があります。
| 町名 | 件数 | 1坪あたり | 土地1㎡あたり |
|---|---|---|---|
| 恵美須東 | 7件 | 165.3万円/坪 | 500,000円/㎡ |
| 日本橋東 | 5件 | 195.3万円/坪 | 590,900円/㎡ |
| 塩草 | 4件 | 90.1万円/坪 | 272,500円/㎡ |
| 大国 | 4件 | 113.1万円/坪 | 342,200円/㎡ |
| 敷津西 | 3件 | 198.3万円/坪 | 600,000円/㎡ |
| 元町 | 3件 | 269.4万円/坪 | 814,800円/㎡ |
1980年以前築の木造戸建(土地250㎡以下)。取引3件以上の町名のみ。件数が少ない町は参考値です。
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報・成約価格情報。国の公表データで当社の取扱い実績ではありません。)を当社集計
国土交通省が公表している浪速区の取引のうち、古い木造戸建を新しい順に並べました。当社の取扱いではなく、国が公表している実際の取引価格です。面積は土地の広さです。
浪速区 稲荷
5,700万円
木造の中古戸建(土地105㎡・延床115㎡)/商業地域
浪速区 難波中
2.60億円
木造の中古戸建(土地45㎡・延床145㎡)/商業地域
浪速区 恵美須東
4,000万円
木造の中古戸建(土地35㎡・延床60㎡)/商業地域
浪速区 敷津西
6,600万円
木造の中古戸建(土地60㎡・延床120㎡)/商業地域
浪速区 下寺
3,000万円
木造の中古戸建(土地55㎡・延床80㎡)/商業地域
浪速区 恵美須東
1,000万円
木造の中古戸建(土地35㎡・延床60㎡)/商業地域
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」の取引価格情報をもとに当社が整理。当社の取扱い実績ではありません。個人が特定されないよう所在は町名までにしています。
| 時期 | 町名 | 土地 | 延床 | 築年 | 価格 | 土地1㎡あたり |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025年4〜6月 | 稲荷 | 105㎡ | 115㎡ | 1964年 | 5,700万円 | 542,900円/㎡ |
| 2024年10〜12月 | 難波中 | 45㎡ | 145㎡ | 1959年 | 2.60億円 | 5,777,800円/㎡ |
| 2024年7〜9月 | 恵美須東 | 35㎡ | 60㎡ | 1965年 | 4,000万円 | 1,142,900円/㎡ |
| 2024年7〜9月 | 敷津西 | 60㎡ | 120㎡ | 1951年 | 6,600万円 | 1,100,000円/㎡ |
| 2024年7〜9月 | 下寺 | 55㎡ | 80㎡ | 1971年 | 3,000万円 | 545,500円/㎡ |
| 2024年4〜6月 | 恵美須東 | 35㎡ | 60㎡ | 1980年 | 1,000万円 | 285,700円/㎡ |
| 2024年4〜6月 | 大国 | 50㎡ | 90㎡ | 1979年 | 3,200万円 | 640,000円/㎡ |
| 2024年4〜6月 | 日本橋 | 120㎡ | 85㎡ | 1956年 | 4,300万円 | 358,300円/㎡ |

国土交通省の取引データには、敷地が道路に接していない物件の取引に「接面道路無」と記録されます。浪速区では2016年以降2件の取引がありました。
建築基準法上の道路に2m以上接していない土地は原則として建て替えができませんが、それでも売買は成立しています。件数は多くありませんが、ゼロではありません。
接道の問題は、図面だけでは判断できないことがよくあります。前面の通路が「2項道路」として扱われていれば、敷地を少し後退させることで建て替えが可能になります。私道の場合は持分や通行・掘削の承諾があるかも価格に影響します。
道路付けに不安がある空き家の売り方は、再建築不可・接道なしの空き家の売却で詳しく解説しています。
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報・成約価格情報。国の公表データで当社の取扱い実績ではありません。、2016年〜2026年第1四半期)、総務省「令和5年住宅・土地統計調査」

浪速区には、1980年以前に建った住宅が5,880戸(10.0%、府内67位)あります。相続空き家の3,000万円控除は昭和56年5月31日以前の建築が条件なので、該当するかどうかを建築年で確かめておきましょう。
控除を受けるには、相続の直前まで亡くなった方が一人で住んでいたこと(老人ホーム入所の例外あり)、相続後に貸したり住んだりしていないこと、売却代金が1億円以下であることなどの条件があり、市区町村が発行する「被相続人居住用家屋等確認書」も必要です。相続人が3人以上いる場合は、1人あたりの控除額は2,000万円になります。
空き家の管理や除却の相談窓口は、大阪市では各区役所が受け付けています。補助制度は年度ごとに内容や受付期間が変わるため、利用を考える場合は事前に確認してください。制度の詳細は3,000万円控除・相続登記・固定資産税をご覧ください。

ご相談:実家のある地域は取引が少なく、そもそも値段がつくのか分からない。遠方に住んでいて現地にも行けない。
進め方:浪速区のように取引が少ない地域では、近隣の市区町の相場や公示地価も参考にしながら価格を出します。現地確認は当社で行い、写真とともにご報告します。
ご相談の段階では、売るかどうか決まっていなくても構いません。
大阪市浪速区の全23町に対応しています。芦原・稲荷・戎本町・恵美須東・恵美須西・木津川・久保吉・幸町・桜川・塩草など、どの町の空き家でも売却・買取のご相談をお受けします。
古い戸建の取引は恵美須東・日本橋東・塩草などで多く記録されています。家財が残ったまま・傷んだままでも、まずはそのままご相談ください。
町名の出典:日本郵便「郵便番号データ」(大阪市浪速区の町域)
シュース健人(宅地建物取引士 大阪府 第118737号/株式会社GEEZ 所属)
株式会社GEEZ所属。大阪・関西の相続、空き家、再建築不可、借地、工場・倉庫、長屋・文化住宅といった売却の難しい不動産の相談を担当しています。
大阪市浪速区について、本ページの数値は、国土交通省「不動産情報ライブラリ」、総務省「住宅・土地統計調査」、国土地理院、OpenStreetMap の公開データを当社が集計したものです。実際の金額は現地確認のうえでご提示します。
大阪空き家買取・売却専門は、大阪府知事免許の不動産会社「株式会社GEEZ」が運営しています。顔の見えない一括査定サイトではありません。


シュース健人宅地建物取引士
大阪府 第118737号。ご相談には宅地建物取引士が責任をもって対応します。



ご相談・査定は無料です。売るかどうか決まっていない段階でも構いません。
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